February 11, 2006

名前裁判は球団側が勝利

 2006年1月13日にはじまった、エンゼルスのチーム名称変更に関する裁判の判断が2月9日決定しました。陪審員が降した判断は「球団側」に軍配。

 これは2005年シーズンから球団側がチームの名称を「アナハイム・エンゼルス」から「ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム」へと変更したことに対し、アナハイム市側が契約条件違反として裁判をおこしていたもの。1996年にディズニー社が筆頭オーナーとなった際にチーム名を「カリフォルニア・エンゼルス」から「アナハイム・エンゼルス」に変更さましたが、この際の球場使用契約の条件に反すると主張していたもの(市側も球場及び周辺の整備のため費用を一部負担している)。また、一般的な球団の命名規則からもはずれている点なども主張していました。アナハイム市の名前が目立たなくなりこれにより損害を被ったとの主張もありました。
 12人の陪審員の評決は9-3で球団側。
判断としては、アナハイム市も一般的にはロサンゼルス付近一帯として認知されているため「ロサンゼルス」を使うことは間違いではない、というのがひとつ。それと、名称に「アナハイム」という文字を含んでいるため契約上は違反ではないというのがもひとつ。

 球団側としては全米第2位の都市ロサンゼルスのほうがマーケットが広がりビジネス機会がよりひろがるとの見解を示していました。同一都市フランチャイズもリーグが異なるため問題なし。(ニューヨークのヤンキースとメッツ、シカゴのホワイトソックスとカブス、と同じイメージ)
 ただ、これにはアナハイム市も当然納得できるものではなく、また、名称に使われたロサンゼルス側も「勝手に名乗るなよ。ロスに二つもチームいらねぇよ。」という意見もありました。ま、どちらも言い分はわかるわけで。
 個人的にはもちろん「アナハイム・エンゼルス」のほうがしっくりくるわけですが、今回の判断では今の名称が継続して使用可となることになります。控訴しなければ、ですが。

 チームとしてはロサンゼルスを名乗るだけにロサンゼルス市のみなさんも納得してもらえるだけの成果は残さないといけないわけで。ここ数年のロサンゼルス・ドジャースとロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムの成績を比べると圧倒的にエンゼルスが上位。”青”対”赤”と対照的なチームカラーの両チームですが、インターリーグでの対戦(通称「フリーウェイ・シリーズ」)だけでなく、地区2連覇のエンゼルスに対し負け越しもあるドジャース、ということで成績面ではエンゼルス優位だ。
 ロサンゼルス市の覇権を争う意味でエンゼルスは常勝チームとなり多くのファンも集める人気球団になる必要があるわけで。ビジネス機会がひろがると主張するのであえばやはりそれに伴って強い、ファンに愛されるチームでなければいけないわけで。チームもそのへんは重々承知してもらってアナハイム、ロサンゼルス両市民にアピールしないといけません。
 アナハイム市もより一層魅力ある街づくりをしていく必要があると思います。がんばれカート・プリングル市長!

 というわけで、エンゼルスには裁判に勝ったと喜んでいるのではなく、今まで以上に重圧がかかってることを認識してもらいたいですな。そうじゃないと大事な地元からそっぽ向かれることになりますぞ。ファンとしてもそれは絶対にやだ。チームにはより一層強いチームになるような努力をしてほしい。お願いしますぞ。

Jury sides with Angels in name trial(Los Angeles Angels of Anaheim : News 02/09/2006 10:07 PM ET)

Posted by HIK : February 11, 2006 01:01 AM