June 05, 2005

心にしみる、”D”な1枚。

 Disneyland開園50周年の今年、CD関連でも数年ぶりに公式アルバムがリニューアルされたり企画版の登場も話題ですが、ひっそりとなかなか渋い選曲のアルバムも登場しています。ファンなら先刻承知の内容ですが、やはりここにも残しておこうというわけで、エントリーをひとつ。

 タイトルは"Disney Wishes!"
しんみりとした楽曲中心で心にしみる1枚。Disneyのイメージとして"夢"と”魔法”というのはかなりポピュラーなものだと思いますが、それと同様に”願い”、”希望”も重要な概念のひとつ。日本では"Wish"という発売当時ちと流行っていたリラクゼーションとかヒーリングをテーマにしたアルバムも登場していますが、テーマパーク好きには夜の花火が思い浮かぶかもしれません。
 それと、Disney社は慈善活動として"DisneyHAND"という名称をつけ様々な活動も行っています。こういう活動はディズニーといえばまずパークありきという多くの日本人にとっては想像しにくい部分かと思います。まぁ東京ディズニーリゾートでも気軽にパークに遊びに来られない子供たちのいる施設等を訪問しキャラクターたちが会いにいったりといったこともしていますが、Disney社のほうはもっと本格的に取り組んでいます。
 このアルバムは"MAKE A WISH"という団体と組んでのもの。様々な映画の楽曲を集めたコンピレーションながら、よりテーマが明確になっているものといえます。選曲もなかなか渋いものになっています。また、バーブラ・ストライサンド、エルトン・ジョン、フィル・コリンズ、リンダ・ロンシュタット、オリビア・ニュートン・ジョンなどなど豪華なアーティスト参加も話題のひとつかもしれません。

1. A Whole New World (Aladdin's Theme)  [Peabo Bryson and Regina Belle]
2. Someday My Prince Will Come [Barbra Streisand]
3. Can You Feel the Love Tonight  [Elton John]
4. Your Heart Will Lead You Home [Kenny Loggins]
5. You'll Be In My Heart [Phil Collins]
6. When You Wish Upon A Star [Jesse McCartney]
7. A Dream Is a Wish Your Heart Makes [Linda Ronstadt]
8. The Bare Necessities [Tony Bennett]
9. Baby Mine [Bette Midler]
10. You've Got a Friend in Me [Randy Newman]
11. If You Can Dream [Disney Princesses]
12. My Funny Friend and Me [Sting]
13. Part of Your World [Olivia Newton John]
14. Make a Wish [Kevin Sharp]
15. Wishes [Peabo Bryson and Kimberley Locke]

 日本ではその映画の取り扱いが控えめなため(汗)、あまり強い印象をもっていない方が多数かと思いますが、「ティガー・ムービー」や「ラマになった王様」のなかからすばらしいテーマ曲も採用されています。個人的にはケニー・ロギンスの"Your Heart Will Lead You Home"、スティングの"My Funny Friend and Me"、かなり好きな楽曲なのでこれ収録というところですでに好印象。
 ケニー・ロギンスといえば一般的には「フットルース」、「トップガン」といったヒット映画のサントラで知られていますが、シャーマン兄弟との連名クレジットの本作はアコースティックギターの音色もすばらしい、やさしいメロディの1曲。
 スティングとディズニー・アニメという取り合わせも驚きの"My Funny Friend and Me"は筆者も大好きなプロデューサー、ジャム&ルイス(ジャネット・ジャクソンやボーイズ・2メンらへの楽曲提供・プロデュースで有名)がプロデュースした非常にクールな1曲。かなりお気に入りの楽曲。
 なお、11曲目の"If You Can Dream"もなかなかの楽曲。企画盤っぽいのが元なんでなじみが少ないかもしれませんが、すばらしいメロディの楽曲ですな。

 さらに、このアルバムのポイントはラスト2曲。
" Make a Wish"を歌うケビン・シャープは困難な病気に冒されながら活躍する歌手、エンターテイナー。がんと闘う彼ならではの気持ちのはいった楽曲はその印象的なメロディとともにポイント高しです。
 で、ラスト曲。
やはり"Wishes"といえば2003年10月9日からWalt Disney WorldのMagic Kingdomで行われている夜のショーですが、今回のDisneyland開園50周年とも関係はけっこうあるわけで。Disneylandでの花火もですし、Disneyland Parisでもこの"Wishes"が7月16日~8月28日まで開催される予定ともなっています。
 個別に発売されているショー"Wishes"のCDにも歌詞つきの楽曲が収録されていますが、アーティストのクレジットはなし。こちらはすっかりおなじみのピーボ・ブライソンですが今回も女性アーティスト、キンバリー・ロックとのデュエット曲で登場。もともとの楽曲もデュエット曲なんで違和感なく聴けますが、より単体でもいけるアレンジが施されており魅力は増しているといえるでしょう。メロディーの良さも再認識ですな。

 というわけで、おちついた感じのアルバムが好きな方はぜひ。なお、このCDの売り上げの一部(1枚につき$5.00)はMAKE A WISHの活動にもあてられるとのことで、難病とたたかう子供たちやその周囲の人々のためにも活用されます。

参考リンク
Disney Wishes!(Walt Disney Records - 50th Anniversary)
DisneyHAND(Official Homepage)
Make-A-Wish Foundation(Official Homepage)
Kevin Sharp - Singer/Songwriter/Author(Official Homepage)
The Official Website for Kimberley Locke(Official Homepage)

Posted by HIK : June 5, 2005 01:17 AM
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