もう休日はないような展開が久しく続いておりますが、結局今日も帰宅が23時過ぎになってしまいやっとエントリーを書くに至っております。いつになったら自分の時間がとれる?
今シーズンの試合が行われないことになったNHLですが、そんな時期に大きなニュースが。
まぁ大きいニュースといっても以前から挙がっていたハナシでべつに驚くほどのものではないんですが。NHLの我がアナハイムのチーム、Mighty Ducks of Anaheimの売却先が決定しました。アナハイムにNHLチームをもたらしたWalt Disney Co.からいよいよ離脱することが決まりました。公式なプレス・リリースも発表されています。
・Samueli's Buy Mighty Ducks(Mighty Ducks of Anaheim Press Archived 2/25/2005 Friday)
・HENRY AND SUSAN SAMUELI REACH AN AGREEMENT TO BUY THE MIGHTY DUCKS OF ANAHEIM FROM THE WALT DISNEY COMPANY
(The Walt Disney Company - Corporate Press Releases - February 25, 2005)
売却先は以前から話題にはなっていたHenry Samueli博士夫妻。このヘンリー・サミュエリ氏は半導体Broadcom社の創立者であり会長兼CTO(Chief Technical Officer)。このBroadcom社はブロードバンドやネットワーク関連機器を扱う会社でさまざまな製品を展開しています。Webサイトも日本語版、韓国語版、中国語版も用意されるなど、グローバルな感じで公開されてます。
さらに、ヘンリー博士、マイティダックスのホーム・アリーナであるアナハイムのArrowhead Pond of Anaheimの管理会社を所有していることから、オーナー候補の最有力でした。オーナーの変更によりフランチャイズも移動するなんてこともしばしばありますが、今回は場所は変わらないとのこと。まあこれは売却の条件として入っていたからかもしれませんが。
これでディズニー社はスポーツ事業から撤退することになりました。
まあよく言われることですが、ディズニー社としては強いチームをつくりあげることが目的ではなかった、と。一番の理由はアナハイムにメジャー・スポーツのフランチャイズを誘致し全国的に知名度を上げること。核であるDisneylandと絡めたビジネスも考慮していたハズ。マイティダックス創設とアナハイム・エンゼルス(現ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム)獲得はこの戦略に則ったもの。
マイティダックスも創設時から中心プレーヤーであるポール・カリヤの活躍やカリヤ&セラニの攻撃的なチーム・カラーもあって一時期は盛り上がりましたが、ウェスタン・カンファレンスを制しスタンレーカップ出場を果たしたとき(2002-2003シーズン)には売却先探してました。エンゼルスも同様でワールドシリーズ制覇の2002年の時には売りに出ていたというなんとも皮肉な状況でした。
もともとスポーツ事業はやってなかったワケですし、メディア企業へと拡大した際に相乗効果を狙ってプロスポーツ・チームを所有する流れにのったものでした。これはディズニー社だけでなく、メディア企業ではよくあったこと。チームを強くするための努力というのは最重要課題ではなかったでしょう。数年後には売却のウワサがたち、その通りになりました。
マイティダックスもNHLの多くのチームと同様に年を重ねれば重ねるだけ赤字額もふくらむという状況でしたし、これでよかったでしょう。積極的にチーム運営に気をつかう人がオーナーでないとチームの盛り上がりも今ひとつ。ファンもチームが強くなればより応援に行きたくなるわけで、いい刺激になればいいんですけどね。
シーズン中止になってしまったNHLですが、来シーズン、果たしてまた試合が行われるのか? とりあえず、この変更がいい方面に進むことを期待します。
関連エントリー(昨季はカテゴリー設けて毎試合書きまくってましたが、ひとつだけエントリーを)
・Disney社とMightyDucksの関係(March 14, 2004)