各チームのゼネラル・マネージャーが集うGMミーティングも終わり各選手のFA活動も本格化。それぞれがチーム戦略と戦力補強、さらにと懐具合を見極めながらの活動はファンからすると面白い要素のひとつ。
もちろん選手の素晴らしいプレーを見ることも楽しみなのですが、このシーズンオフにおいては各チームのGMの腕の見せ所。選手側としては、日本ではまだまだなじみの薄い代理人を通しての交渉になるんですが、ここで各選手の思惑や考え方がわかってファンは注目のポイントのひとつ。やはり年俸のことばかり気にして必要以上に契約金額を上乗せする選手は嫌われるわけで。まぁ、基本的に年俸は高いにこしたことはないので選手側は少しでもいい条件で契約したいはず。ただし、必要以上に跳ね上げるとそれだけチームの補強も限られてくるわけで、結局一人のためにチームのバランスが悪くなってしまうことになりかねない。オーナーの意向というのも重要なんですが、やはりGMの腕の見せ所ですな。選手側も年俸高くても活躍できなければファンは離れていくし、結局はチームから追い出される結果になりかねない。実績があればトレード拒否権なんかも契約時に盛り込むことができるかも(たとえば今のランディ・ジョンソンとか)しれませんが、選手側もそれだけプレッシャーになるわけですな。
さて、我がエンゼルスは何人か移籍が決定しています。
まずは来季構想から外れたトロイ・パーシバル。デトロイト・タイガースと2年契約に合意。タイガースにはウーゲット・アービーナという守護神がいながらもパーシバルと契約。果たしてどちらがクローザーになるのか、またはウルビーナは移籍か?という感じ。カリフォルニア出身、そしてエンゼルス一筋だったパーシバルがタイガースのユニフォームというのは違和感ありですが、好きな選手のひとりでもあるので個人的には応援したいと思います。
そして、2対1のトレードが成立。エンゼルスのホゼ・ギーエン外野手とモントリオール・エクスポズのフアン・リベラ外野手&メイサー・イズトゥーリス内野手とが交換されることになりました。
ギーエンといえば、監督に対する侮辱行為でシーズン終盤からゲーム出場の機会を失いそのままプレーオフにも出場できなかった選手。実力はありながら人間的なもろさをもっており今までもトラブルが絶えなかった選手。2004年シーズンも数々の問題行動をしていながら打撃成績が好調だったこともありプレーを続けていたんですがやはりチームからは離れることに。前半は彼の打撃に助けられたことは確かに認めるもののチームの和を乱す選手はエンゼルスには不要。チームにとってもギーエンにとってもこれでいいんじゃないでしょうか。今までもつぎつぎとチームを(プレー以外のところの問題で)変わってる選手だけに、来季からワシントン・ナショナルズとなるエクスポズに移って果たしてどうなんでしょうねぇ。よっぽどこのオフで人が変わらなければ苦労するだけだと思いますが。
かわりにエンゼルスに加入することになるリベラ選手はいい補強ではないでしょうか。外野手はギャレット・アンダーソンとブラディミール・ゲレーロは決まりであと一人をどう使うかがポイント。まだこれから外野手の起用については検討するんだと思いますが、ヤンキースから移籍したエクスポズでもそこそこの打率を残しているし選択肢が増えたことはいいことでしょう。もうひとりのイズトゥーリスは今年の成績はイマイチでしたが、今後の活躍に期待。エンゼルスにはレギュラーのショートもセカンドも既にいますがキャンプ・インしてからの動きに注目。
その他ではベンジー・モリーナ捕手とはオプション行使でラモン・オルティース投手とのオプション行使せずといった動きも。モリーナはエンゼルスの捕手として必要な選手。兄弟揃って同じチームで同じポジションですがいい関係を保ちながらチームに貢献してくれればいいですな。オルティースはチーム中盤からトレード志願なんかもしててまぁこのほうがお互いいいのかな。先発にはやはり安定感のある投手が欲しいだけに、エンゼルスは他の先発を探していることでしょう。
まだまだ大物選手の移籍も決まっていないし、これからさらにヒートアップしていくストーブリーグですが、この契約の駆け引きも面白いところのひとつです。
・Percival signs with Tigers(Anaheim Angels News 2004.11.17)
・Angels strike a deal with Expos(Anaheim Angels News 2004.11.19)