何かとお騒がせの映画会社、Miramax。
それは共同経営責任者のハーベイ&ボブのワインスタイン兄弟が興した独立系の映画会社。最近も映画"Fahrenheit 9/11"の配給を巡って親会社であるDisney社と一騒動ありましたが、なかなかキビシイ状況にあるようです。13日の金曜日にスタッフの13%を解雇する旨の発表がされました。
・Miramax Lays Off 13 Percent of Staff(Yahoo! Finance Reuters)
6月末の時点でDisney社が映画製作に対する出資を縮小するとの意向を投資家との対話の中で公表しており、その流れで傘下のMiramax社の動向もある程度は見えてはいました。契約が切れるタイミングで親会社とは離れて新たな方針でいくことも予想されましたし。傘下である以上親会社のいうことは少しは聞かないといけない。先の配給問題についても結局は従わざるを得なかった(結果的にいい宣伝(?)にもなり映画は大ヒット)
これは買収されたときからずっと思っていることですが、Miramax社は大手企業の傘下に組み込まれていては本来の魅力が発揮できないと思うんですよ。独立系として大手メジャー製作会社が手を出さないようなジャンルに進出して事業を進めていったほうがいいと今でも思います。まぁ、現在はどこかしらのグループに属すことは避けられない状況であるのかもしれません。それに今でもある程度の自由は認められているとは思います。が、今のライオンズゲート(下欄リンク参照)とかのポジションのほうが面白いと思うのですが....
特に最近は巨額の予算をつぎ込んだ大作が非常に目につきます。アカデミー賞にも常連となるなどそれなりに目指すところがあって今の状態になってると思うのですがそれってやっぱなんかちょっと違う感じ。「シカゴ」「ギャング・オブ・ニューヨーク」「コールド・マウンテン」といった作品を製作し賞レースの常連となりましたが、以前のMiramax社を知るファンは納得してない人のほうが多いと思いますが。
そうはいっても完全に方向変換してるわけでもない。最近も海外作品の上映についても積極的に動いているのは面白いところ。最近も米国で「HERO-英雄-」や「座頭市」、「インファナル・アフェア」といった作品の公開も予定しています。
すでに今年度の年間予算を使い果たしてしまっているという噂もあり今回の解雇は当初から指摘されていました。今回のスタッフ解雇も数ヶ月前から話題になってたのでオドロキはしませんでしたが、ほんとにそれだけキビシイ状況ということですね。一部でボブとハーベイが別々の会社でそれぞれ事業を継続するといった話や名前だけDisney社に売って新たに独立するなんて話題も登場してます。当然のようにDisney社、Miramax社ともに公式見解は発表しておりませんが、そのうち大きな動きがあるかもしれませんね。
個人的にはMiramax社はもっと異なるのフィールドで特色ある活動をしたほうがいいと思いますけどね。
大手傘下になることで巨額予算を調達し、それを元にさまざまな事業を行うのもひとつのやり方かもしれません。でもそれって本来の姿なのか? スタッフ解雇騒動も必要以上に巨大化しすぎた弊害なんだと思うのですがどうでしょうか。
創業者の性格が悪く業界関係者からは嫌われるキャラクターであったとしても、それも含めて決して大手にとらわれない、独自路線で突き進むのがこの会社の魅力のひとつ。その特徴が好きか嫌いかは人によって分かれるかもしれませんが.... やはり、ニューヨークで独立系として活躍していた以前のMiramax社のほうがいいと思いますが...
悪名高き会長にも”社名に込められた両親への思い”など「えぇ話」もありますし。って、全然関係ないか(笑)。
・Welcome to the Miramax Cafe(Miramax Official Site)
・Lions Gate Films(Official Site)