August 12, 2004

Disney社、20%増益確保?の4-6月

 先日発表されたThe Walt Disney Company の4-6月期の業績。各メディアが報じていますが、下記2つのニュースをピックアップ。どちらも詳細にふれられていてチェック必至。特にCBS.MarketWatch.comの記事は二重丸。

Disney earnings, park revenue jump(CBS.MarketWatch)
The Walt Disney Company Reports Higher Results for the Quarter and Nine Months Ended June 30, 2004
 (Yahoo! FINANCE,BusinessWire)

 20%増益の主な要因としてテーマパークの復調、ケーブルテレビ部門の業績好転があげられています。純利益は6億4百万ドルで前年の同期(5億2百万ドル)と比べ20%の増加。売上高としては74億7千万ドルで17%増(前年同期63億8千万ドル)とのこと。
 注意しないといけないのは、テーマパークの利益が増えたのは連結対象としてディズニーランド・リゾート・パリと香港ディズニーランドを加えたことによるもの。まぁ、絶対的な額からみるとその追加分は大きな額ではないので気にすることはないのかもしれませんが。とりあえずテーマパーク部門が復調しているのは歓迎すべきことでしょう。ウォルト・ディズニー・ワールドのほうがだいぶ持ち直してるみたいですね。来年のDisneyland50周年を前にいい感じではないでしょうか。
 CATV部門はやはり好調のESPNのおかげのようですね。ディズニー・チャンネルも少なからず貢献していることはうれしいことですし、何よりお荷物状態(?)だったABC関連の広告収入が増えていることはいい感じではないでしょうか。まぁトップがかわったからってすぐに良くなることは難しいですが、メディア部門は大幅なテコ入れをしている(本サイト2004.4.22付けエントリー参照)だけに、その成果が少し出てきたかな?
 ただし、手放しでは喜んでいられない。
大コケ作品連発中(汗)のスタジオ部門が思いっきり足ひっぱるですよ。見事なコケっぷりを立て続けに見せてくれている今年の映画部門。劇場公開作が大コケしてるのにその作品が”DVDになってバカ売れ”するなんてことはほとんど不可能に近いワケで、もうかなりヤバイ感じ。売上高は19%増なのに営業利益が61%減というのがそれを象徴しているでしょう。気合いいれるべし!
 この他上記リンクで示したレポートには気になるミラマックスとの関係(噂になった決別はないもよう?)やピクサー社との関係(契約交渉は動きはとくになし?)、北米でのディズニーストア事業といった内容にも言及しており要チェック。

 こういった企業の事業内容もこまめにチェックし、メディア企業としての側面にも多いに興味をもってディズニーの動きをチェックしてるんですが、周囲の人にはただのキャラクター好きとしか思われていないのは日本人特有の現象? まぁ、日本ではテーマパークが中心ですし一般の人はそこしか知らないわけですから当たり前といえば当たり前なんですが。それにもういいかげんそんな冷たい視線には慣れましたし(笑)。
 たまたまお話しする機会のあった「ディズニー大好き!」という方にこのサイトの存在を教えたんですが、「難しい会社のことばかり書いてあって予想外でした。もっとパークの遊び方みたいなこと期待してました。」というかなり冷めた感想をいただいたことあります。えぇ、そんな経験はいくらでもあるので冷めた感想聞かされても全然凹んだりしませんよ(笑)。

関連サイト
Quarterly Earnings Press Releases(The Walt Disney Company, Investor Relations)

Posted by HIK : August 12, 2004 12:53 AM | トラックバック(0)
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