April 22, 2004

米ABC関連の人事刷新

 CEOの不信任騒動に揺れるウォルト・ディズニー社、不振の部門のテコ入れを実施、が今日のトップ・ネタだ、個人的には。
これは本国のメディア関連のニュースとしてはけっこう大きく扱われているようですね。日本でもNIKKEI NETにIT欄のニュースとして取り上げられていたようですが。まぁ、個人的には相変わらず本国のニュースを中心にチェックしてますが、アップされている中から下記記事をピックアップ。
Disney shakes up management of struggling ABC(Yahoo! Finance Reuters)
ABC execs leave network in shake-up(CBS MarketWatch)
Anne Sweeney, George Bodenheimer Named Co-Chairs of Disney's Media Networks Unit(Yahoo! Finance BusinessWire)

 昇格人事ポイントは下記。
・ESPN及びABCスポーツの社長ジョージ・ボーデンハイマー氏とABCケーブル・ネットワーク社長アン・スウィーニー氏がディズニーのメディア・ネットワーク・ユニットの共同会長に就任。
・スティーブン・マクファーソン氏がABCプライムタイム・エンターテイメントの社長に就任。
・リッチ・ロス氏がディズニー・チャンネル・ワールドワイドの社長に就任。
・ポール・リー氏がABCファミリーの社長に就任。
・マーク・ペドウィツ氏がタッチストーン・テレビジョン社長及びABCエンターテイメント・テレビジョン・グループの副社長に就任。
 そして昇格する人あればいなくなる人あり。下記メンバは会社を離れている。
・ロイド・ブラウンABCエンターテイメント・テレビジョン・グループ会長
・スーザン・リンABCエンターテイメント・テレビジョン社長

 視聴率が不振で業績が悪化しているABC関連のトップを入れ替えるのが今回の人事。ここ数年ABCを担当してきたトップが更迭されたわけだ。そして、メディア関連の中でも好調なESPNとケーブル・ネットワークの社長がそのままメディア・ネットワーク・ユニットの会長として就任する。
 ESPNはもともとABCの傘下で買収した時点ですでに優良な資産でしたが今も好調を維持していますね。筆者もアメリカ旅行での滞在中、ホテルの部屋にいる(寝ている時間以外の)ほとんどはESPNをつけてみてます。
 ESPN躍進の中心人物はスティーブ・ボーンスタイン氏。MLB、NCAA(全米大学体育協会バスケットボール)、NHL、NFLのサンデーナイトの独占放映権等の様々なスポーツ・イベントの放映権を獲得し成功、その後もESPN2(若者向けを意識したチャンネルでXゲームが有名)の立ち上げ、レストラン、ショップの展開なども行っている。そのボーンスタイン氏を受け継いでESPNの好調を維持しているジョージ・ボーデンハイマー氏がメディア・ネットワーク・ユニットの長になるのはまぁ自然の成り行きに思えます。
 もうひとりの会長アン・スウィーニー氏は子供番組専門のケーブルテレビ局ニコロデオン出身。(ちなみにニコロデオンは日本でも視聴可。サイトはココ。) このアン・スウィーニー氏を招聘したのは当時ディズニー・ABCのケーブル関連の最高責任者であったジェラルディン・レイバーン氏。このレイバーン氏が以前の部下を引き抜いてディズニー・チャンネルの運営を担当させたのがディズニーとスウィーニー氏との関わりのはじまり。名作アニメや親子で楽しめるディズニーの実写映画を放映する「マジカル・ワールド・オブ・ディズニー」という番組を企画して成功させたり、ディズニーの漫画のみを放送するチャンネルとして「トゥーン・ディズニー」を立ち上げて多くの契約数を獲得するなどの実績がある人物だ。
 なお、上記に名前の挙がった各氏はディズニー社の年次報告書にも写真付きで紹介されてるので確認することが可能。ちなみに、ジョージ・ボーデンハイマー氏はスポーツマン・タイプのサワヤカな印象、アン・スウィーニー氏は目鼻立ちのスッキリとしたブロンド美人だ。
 いやぁなかなかキビシイ世界ですな。まぁ不振な部門に手をいれるのは当然のことではあるんですが.... これまでの実績に恥じない素晴らしい活躍をみせ業績の回復に寄与してほしいものですな。期待してます。まぁ、その上(一番上くらい)にいる人もなんとかしないといけないってハナシもありますけどね(笑)。

Posted by HIK : April 22, 2004 01:00 AM | トラックバック(0)
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